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【記事】チョ・ヒョンジェ、「本当に演技は今から始まる。」(インタビュー)10/23

2015-10-25 (日)

デビュー16年目。決して短くない経歴。20代だった俳優チョ・ヒョンジェは10年間熾烈に演技の経歴を積んだ。そんなチョ・ヒョンジェがある瞬間から見られなくなった。理由は軍服務。チョ・ヒョンジェには初の空白期だった。除隊後、‘20代チョ・ヒョンジェ’がそうだったように、ドラマでしばしば見られるかと思った。予想に反して、チョ・ヒョンジェはいくつかの作品後、また1年と6か月の空白期を持った。

俳優として容易ではない選択。チョ・ヒョンジェは滅多に姿を現さなかった。MBC‘帝王の娘、スベクヒャン’(2013-2014)以降SBS‘ヨンパリ’(2015)は1年6か月ぶりの作品だ。チョ・ヒョンジェは‘ヨンパリ’で果敢な変身を遂げた。劇中野望を抱くハン・ドジュンとして初の悪役に挑戦したこと。彼の演技人生として最も破格的な変身を遂げた。(だから)尚更彼の空白期が気になって来た。休んだことが変化の契機になったという件の作品を通じで十分に通じたが、さらに空白期が彼の俳優人生にどのように影響を及ぼしたのだろうか。知りたい気持ちを抱いてチョ・ヒョンジェに会った。

Q.高い視聴率を記録して、‘ヨンパリ’が成功裡に終わった。気分は如何?チョ・ヒョンジェ:悪役のキャラクターで初めて試みて、‘ヨンパリ’が好評を博して気分が良い。作品を選んだ時にとても悩んだが、結果が期待以上で感謝するばかりだ。

Q.デビュー以降初の悪役だった。悪役を演じてみてどうだったか?チョ・ヒョンジェ:悪役は歪んだ心が行動やセリフで悪らしく表現したんだ。このような演技は以前にしたことがなくて、すごく不慣れだった。全く新しい役に出会ったということだ。演技をするときピリッとした。時折ひとたちがハン・ドジュンを見て悪い(人だ)、恐ろしいというときがあった。そのような声を聞く度に演技者として気分が良かったね。

Q.10年以上キャリアを積んできた俳優がイメージを変えようとすることは、すごい挑戦だと思う。結果は成功したが、作品に臨む前はとても悩んだろうと思う。チョ・ヒョンジェ:僕は今まで正しいイメージが強かった。いつも僕のイメージとは反対の役に出会いたかった。20代から変えようとしたが、機会が無かったんだ。そうして‘ヨンパリ’で機会が来た。ハン・ドジュンを演じる前まで役について当然悩んだ。新しい挑戦だから。大衆に僕の違ったイメージを確かめたい気持ちが大きかった。

Q.変身について周囲の反応も気になる。チョ・ヒョンジェ:‘僕が似合っているだろうか?’大部分、このように話していたね。知人もファンたちも憂慮する声が多かったさ。事実僕を良く知る人たちは、「良く合っている。」と言っていた。実際にやってみて、‘本当に嵌っている。’と言っていたね。憂慮していた人たちも反転したと話すぐらいだった。演技者として本当に気分が良い話だった。胸が一杯になった。これからもこの味わいをずっと感じていたいくらいだ。

Q. 終わて見てどうだ? 初の悪役演技に満足したのか?チョ・ヒョンジェ:評価するのは難しい。(笑) どの作品でもいつも100%満足できない。いつも惜しいし、もっとうまくやりたい(と思う)さ。ただ変身しようとして、酷評ではなく、好評で良かったと思う。視聴者たちの関心と愛を感じた。大きな愛を受けて、以前よりももっと、また少し演技について考えが深くなったよ。慎重になったし、責任感がさらに大きくなった。

Q. ハン・ドジュンは視聴者たちを怒らせる悪役ではなかった。むしろ憐憫が生じた。彼の欲心を妥当化させた幼い頃の不幸な背景のためかも知れない。本人が感じたハン・ドジュンはどうだったのか?チョ・ヒョンジェ:どうみてもとても哀れで気の毒な人間だった。最初から悪い人間ではなかった。ドジュンは幼い頃に家族から疎外されて、父親の愛も受けられなかった。父親から金と権力が世界の全部だと言うように教えられた人物だった。ハン・ヨジン(キム・テヒ)と比べても、いつも違っていた。大人になっても好きな女性に愛してもらえなかった。ハン・ドジュンは愛情に飢え、コンプレックスの多い人物だった。だからなのか、彼を利用しようとする周囲に襲われないようにさらに鋭くなっていくし、悪行をするようになった。悪党を退けるためにさらに上回る悪党になってしまったという訳だ。

Q. 成功に執着する中で、チェヨン(チェ・ジョンアン)だけは本当に愛していたように見えた。チョ・ヒョンジェ:ドジュンがチェヨンを愛していたのは確かだ。普通、愛よりも感情がもっと深いことが問題だったが、ドジュンはいつも好きな女性から何かを受けることを望んでいた。そんなドジュンにチェヨンは何も与えなかった。だからドジュンはさらに怒ったのだろう。‘お前なのか?、お前まで、そんな?’と言ったり。少しずつチェヨンに向けた愛が歪んでいった。結局、正直になれない感情が間違った判断を生むようになったし。

Q. 反対にチェヨンはドジュンをドジュンを心から愛したのだろうか?チョ・ヒョンジェ:チェヨンはドジュンを愛さなかった。チェヨンさえも権力によってドジュンと結婚したのだ。何かの利得のために。ドジュンの周囲にはそんな人たちしか居なかった。

Q. ハン・ドジュンの死についてはどう思うか? 事故に会い、刺されて。一連の事故が急激に起こった。虚しさを感じた。チョ・ヒョンジェ:結局、こんな風に死ぬんだなと思った。ちょっと虚しかったさ。コ社長もハン・ドジュンも、権力を得たにもかかわらず、虚しく逝くんだなと。そういうこともあるかもと思ったね。ハン・ドジュンを通じで極大化された表現になったけれど、結局僕たちの周囲にある話だという気がした。虚しくて侘しく暮らす人たちが居るのではないかと。うわべではすべてが豊かに見えるけれど、内面は可哀想で寂しい人かも知れない。周囲を見回すようになった。人はいつも振り返って後悔するから。ハン・ドジュンの死で、そのようなメッセージを残したいのではないかと。

 

Q. ‘ヨンパリ’の結末についての話が多い。演技者としてどのように考えているのか気になる。
チョ・ヒョンジェ:結末は実際、どのように見るかで違う。ハン・ドジュンの周囲を見回して作ったら、‘ヨンパリ’の今の結末が当たっているだろう。違った視点で見れば、虚しいのかも知れないね。どのような視点で見るかによって違ってくる。だれかは凄く好きだと言えるだろうし、(他の)だれかはこんなはずではないと言えるだろう。いずれにしても大きな絵は作家先生、監督が描くことだ。俳優が思い通りに変えることは出来ない。変えてはいけないだろう。俳優は結果を受け入れる立場だ。事実、僕は、判断は大衆がするものだと考えている。見る人の判断が当たっていると言うこと。どの意見も尊重する。

Q. 毎回作品が終わる度にキャラクターからよく抜け出せるタイプなのか、拭い去るのが大変なタイプ?
チョ・ヒョンジェ:その都度違う。キャラクターに嵌って気分が良く無い時も良い時もあった。ときには家で、携帯電話を切ったまま、一人きりで演技の練習をした。ひとり家で大声をあげて、叫んで見ると、僕の姿がそんなに冷たく見えないんだよね。練習とキャラクターに嵌って、電話機も切って、何日か過ごしたこともあった。20代ではよくそうしていた。他に何かする余裕も無かったから。30代に入って、作品が終わると、キャラクターから早く抜け出そうと努力した。キャラクターにすごく嵌っていると生活が不便だからね。

Q. ハン・ドジュンへの愛着も並外れているようだ。チョ・ヒョンジェにとって初の変身だったから。今まで演じた役の中で順位をつけるとしたら、何位くらい?
チョ・ヒョンジェ:愛着がとてもあるのは事実だ。とても苦心したし、努力を降り注いだキャラクターだから。監督と一緒に作りながら、自然に愛着がわいてきたんだ。順位をつけるのは難しい。他のキャラクターと対等だ。それでも敢て(順位を)つけるとすれば、僕のフィルモグラフィの中で3本の指に上げることが出来るぐらい?

Q. これからもチョ・ヒョンジェの変身は続ける予定なのか?
チョ・ヒョンジェ:俳優として変身は当然だ。出来ればまた違った悪役をしてみたい。 他の面がある悪役をお見せしたい。ハリウッド映画に出るような鳥肌が立つバンパイアだとか?ファンタジーのジャンルもしてみたい。アクションやブラックバスターも良い。したことのないジャンルに出会いたい。

Q. 多くの俳優が変身を好む。イメージだとか、役とか。俳優としてその理由は何だと思う? 反転から感じる喜悦感のためか?
チョ・ヒョンジェ:俳優は曲本の中で生きて行く人間だ。日常からは見えない性格を演じ、作り出す。そのような作業が面白い。そして僕の作業に大衆が共感してくれたら幸せだし。誰かが共感してくれなくてはならない仕事だと考えている。教官が無ければちょっと苦いと思うし。幸い、今回の作品は視聴者の皆さんが共感してくださり気分が良い。

Q. 当初はイメージについて疑心があった。善良な役によるイメージが強かった。善良な印象が顔に現れる俳優だったから。このようなイメージ固着に対する苦情も沢山あったように思う。
チョ・ヒョンジェ:どう考えても僕は、強いキャラクターとか悪役にキャスティングされる順位1位の俳優ではない。‘強い’印象ではないから。だから機会が遅く来たのだろうと言える。最近は違う。トレンドが変わった。むしろ正しく育った人が悪行をするともっと怖い。反転だから。‘ヨンパリ’の台本を受け取って、僕の役を見たとき大きな負担は無かった。‘僕が信じるままにキャラクターを作ってみよう’と言う気持ちで演じた。勿論、僕が山奥に(住む)原人や山賊の役のようなことをしたらすごく似合わないだろうけれど。ハハハ

Q. きちんとしたイメージのように、実際でもきちんとした生活をしているのか?(笑)
チョ・ヒョンジェ:とてもきちんとしている。本当に。信号ひとつ違反せず、(交通違反の)切符も切られていない。こんな僕、自慢してもいいか?ハハ。正直に生きようと努力している。実生活がこうだからそうなのか。ドラマの中だと悪行もしてみたいという気持ちが生まれるみたい。

Q. スキャンダルが無いのでそうだと思う。結婚してもよいと思うが。
チョ・ヒョンジェ:結婚の考えは当然ある。40歳になる前にしたい。僕だけの幸せあ家族を作りたいことが人生の目標だ。また今は、‘ヨンパリ’がうまくいったので、もう少し仕事に弾みをつけたい。家庭も重要だし、仕事も外せない。今そんな状況だ。だんだん二匹のウサギを捕まえられるだろうね。(笑)

Q. ‘ヨンパリ’を始めながら、インスタグラムを始めた。これまたチョ。ヒョンジェという俳優のイメージとはとても距離があるように見えた。始める切っ掛けは何?
チョ・ヒョンジェ:本当に隔たりがある。(笑) ‘ヨンパリ’を始めながらインスタグラムを開設した。その前にフェイスブックもしていたが、よくやらなかったので良いかなと。インスタグラムはスマートフォンで簡単に出来るから。実は今振り返ってみると、ファンの皆さんが有難くてね。僕が演技をして16年が経った。デビューしたときのファンが今のファンの皆さんだ。10年を超えて変わりなく応援してくれることは容易いことではないのでは。1年休んで出てもファンはそのまま居るんだ。感謝を始めた。ファンにメッセージを伝えたかった。こんな姿、あんな姿もお見せしようと努めた。していないとすごく難しいんだよね。ハハ。次第に熱心になってきた。

Q. 日本、中国などのアジア圏での人気が高い。勿論中国ドラマを撮ったが、これも人気を得る後だった。完全に韓国の作品でのみ人気を得たのと同じだった。
チョ・ヒョンジェ:中国のファンたちも熱く応援してくれた。日本のファンたちは今も団体で来て応援してくれた。とても感謝するだけだ。タイとかイランにもファンがいらっしゃるんだよね。考えも及ばなかった。インスタグラムでも沢山の外国の方たちが応援してくれるんだ。一生懸命にしなくてはと思う。僕のような個人より、韓国ドラマが全体的に世界で人気を得ているのだと思う。韓流が少しずつもっと拡散しているようで良いね。

 

Q. ‘ヨンパリ’はMBC‘帝王の娘、スベクヒャン’(2013-2014)以降1年6か月振りの作品だった。長い時間休んで、以降に変化を遂げたので、空白期の時間が気になった。その空白期は俳優チョ・ヒョンジェにとってどのような時間だったのか?
チョ・ヒョンジェ:20代では生計型の演技者だった。明日見たくても絶対に休んではいけない。夢中で駆けた。反面、30代では軍隊にも行ってきて、空白期もあった。俳優としてすぐに見る時間も沢山生じた。そうしたら不本意にも空白期間が長くなってしまった。考えることが多くなるにつれて作品を選択するのが難しくなってしまった。どんな姿で大衆と会うべきなのか、すごく悩んだ。実はその間既存のきちんとした約は沢山入って来ていた。僕は違った姿を見せたかった。ずっと新しいキャラクターを待っていた

Q. その間、ドラマの制作環境や媒体が大きく変わった。チョ・ヒョンジェが軍隊に行ってきた間、休んでいた間が一番大きく変化したと思う。自らも全般的な変化を感じたか?
チョ・ヒョンジェ:以前は知らなかったが、‘ヨンパリ’をしながらとても感じた。沢山の人たちがスマートフォンで映画やドラマを見ているね。媒体がすごく多様化している。演技者として媒体の多様化はとても嬉しい消息だ。僕はその間いつも空中波や映画でだけ大衆と会っていた。環境がすごく変わるほど、今は多様で柔軟にお会いしたい。

Q. 今年、所属社を変えた。また、今年、‘ヨンパリ’を通じて成功裡は変身と興行を得た。チョ・ヒョンジェにはかなり意味深い年ではないのか。
チョ・ヒョンジェ:今年は僕には良いことばかりが起きた。良い気運が戻って来た年だと思う。今まで辛かったことについての報奨なのかなと思ったり。これからも良いことばかりあると思う。

Q. 演技を始めて15年が過ぎた。俳優として15年の人生はどうだった?
チョ・ヒョンジェ:20代では厳しかった。自分を振り返る時間も無かった。30代に入ると慎重になって、演技を楽しめるようになったと思う。今までは勉強だったと考えている。演技を始めて16年が過ぎたが、今からスタートだと心に決めている。スタートの後のスタート。これからどのようなキャラクターで、どのような演技をするのか、僕も期待で胸が躍る。

Q. これからチョ・ヒョンジェは俳優としてどのような姿を見せるのか気になる。具体的な目標はあるのか?
チョ・ヒョンジェ:ドラマがうまく終わって気分が良い。視聴者たちに、「チョ・ヒョンジェが出た部分が面白い。」と言われたら良い。これから20年さらに俳優をしていたい。そのときまで完成して遣り遂げたら‘完璧成功’だと考える。その後もさらにできるだろうけれど。(笑) キャラクターひとつ、一つ、大切に育てて、大衆に認められる俳優で(生き)残りたい。

http://tenasia.hankyung.com/archives/731982 

 


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